朝青龍のガッツポーズについて

2009年1月29日 11:34
asasyouryu.jpg朝青龍が見事復帰を優勝で飾った。
そしてそこでガッツポーズして、またガタガタ言われている。
これはね、意外と難しい問題だと思うのだ。

優勝してガッツポーズして何が悪い!と思う人も多いだろう。俺もそう思う。
で、なんでこれがダメなのかというと、大相撲が空手の極真と同じように、対戦相手への礼儀を欠かしてはならない「武道」だからだそうだ。
その観点から言うと、感情むき出しでガッツポーズをする朝青龍には、横綱の品格は備わっていないということになってもしょうがないのだ。

それはともかく、どれぐらいの人が、大相撲をスポーツではなくて武道だと認識してるのだろう。
日本国民の半分にも満たないと思う。テレビや雑誌でも、ほとんどスポーツとして大相撲ニュースを報道するし、「武道である大相撲」を認識させるには至っていない現状だ。
さらにややこしいのは、大相撲は武道だからと主張して朝青龍にガタガタいってる連中のほとんどが、相撲も取ったことのない、横連のジジイババアたちだからだ。
こいつらに武道がなんたら、とか言われても、まったくピンとこない。松井館長が礼を重んじろと言ってるのとでは、雲泥の差があるのだ。

ついでに、元も子もない話しちゃっていいですか。
どうしても思ったことなので。
武道で礼を重んじるのは、
「相手に礼を欠くヤツは、強くなれるはずがない」
というところに起源があるはずなんだ。
そして頂点に立つ人間が、それを守ってきたからこそ説得力や意味を発揮してきた。
朝青龍が今の大相撲の頂点だとして、彼は相手への憎しみにも似た「なにくそ!」という感情を原動力にして勝ち進んでいるわけで、もはや始まりが完全に違うだろ。
だから彼が勝っても、優勝しても、これから礼が重んじられることは無い。態度が軟化するかもしれないが、それは武道の精神から発したものではなく、武道の精神と折り合っただけの話だ。

これはね、難しいですよ。星の売買が常識だといわれ、不祥事が目立っている大相撲会で、「武道の精神」に説得力を持たせるのは。

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